そこに行く理由

この前、読んだ記事は本当に納得できるものでした。そこに書いてあることを読んで初めて気づいたこともありました。その記事の著者は『書店』について述べていました。そもそも本というものは他の商品のように買う場所によって値段が異なるものではないと。どこで買ってもその値段は同じなんです。今までそれを意識したことがありませんでした。当たり前だったから。けど、確かに他の物とはそこは異なる点です。じゃあ、同じ価格の物を購入するなら、お客さんは何を比較して行くのか。まずは在庫です。せっかく足を運んでも目的の本がなければガッカリします。この気持ちって、私も経験があるからすごくよくわかります。だから、どうしても在庫の多い大型店舗に人は集まるようになるんです。でも、それじゃあ、個人のお店はやっていけないということになってしまいます。けど、実際にはそうじゃないらしいんです。在庫だけで考えれば、オンラインで買うこともできます。今、大事なのは、本だけでなく『そこに行く理由』を売ることなんだそうです。そこに足を運ぶことのワクワク感です。その感情や体験を売ることが選ばれる書店になることなんです。わかります。今、多くの書店では、トークショーやサイン会を開催したり、のんびり本を読める空間やカフェを併設したりと独自の展開をしていますよね。もちろん、ラインナップにもこだわりがあるんだと思います。今まさに『量より質』がポイントになってるんだと思います。でも、これって素敵です。絶対にワクワクしてきますもの。

香りに垣根がなくなる

好きな香りを纏うととても気分が上がります。仕事はもちろん、何をするにもやる気が出てきます。そして、他人の場合はそれで印象がずいぶん変わりますよね。それに、最も記憶に残るアイテムだと私は思っています。道行く人とすれ違ったときにフっと流れてきた香りにいつかの誰かを思い出したり。小説の中にだって、そんな場面があれば、すごく心に残ります。
先日、そんな風に人の印象に大きな影響を与える香水についてのコラムを読みました。そこには、最近、男女の垣根がなくなってきているということが書いてありました。以前なら男性は柑橘系やクールな印象の物で、女性はフローラルな物がほとんどだったと思います。けど、最近は男性用でもフローラル系が結構あるらしいんです。それは癒しの効果があるからなんだとか。そういえば、最近の柔軟剤ってすごく香るものが多いですよね。一日中いい匂いに包まれるなんて宣伝していますもの。けど、フローラルなものが多いから感じていたんですよね、私。そんな柔軟剤を使っていたら、フローラルな男性が増えるなって。その影響があるのかもしれません。男性だから女性だからって分けなくなったのは。要するに、好きな香りを身に着けていると自分自身が気分がいいんだから、それでいいんですよね。逆にクールな印象の物を使う女性は以前からいたわけですし。男女の垣根がなくなって、自由になったってことですよね。うん、悪くないです!

便利グッズの発想

雑誌には時々、色んな便利グッズが載っています。それを見ていたら、あれも欲しい、これも欲しいって思ってしまいます。けど、感心するのはその発想です。あったら便利なものを考えた人が凄いなって思うんです。
先日、雑誌で見かけたのはキャリーケースなんだけど、それを見てビックリ。中が棚になってるんですもの。洋服や小物を棚に収納する形でそのままキャリーケースに入れることができるんです。中身が一目瞭然です。取り出すのも楽だし、その都度、中がぐちゃぐちゃにもありません。それは、実際に自分が旅をするときにどうすれば便利かを追及して、試行錯誤しながら自作したって書いてありました。そして、最終的にその形に行きついたんだそうです。それが商品になってるところが素晴らしいです。
でも、主婦や子供でも毎日の生活から思いついたことが特許を取って大ヒット商品になってるということも何かで読んだことがあります。お店に並んでいる物が『これは私が考えた物』なんてカッコいいですよね。私も何か考えられたらなって思っちゃいます。子供の時には夏休みの宿題に、発明展に出品できるような何かを作るっていうのがあったようにも思うけど、考え付いたことがありませんでした。詩を書いたり、文章を作ったりだと頭に浮かんでくるのに、そういうことは浮かんでこないんですよね。発明って憧れるけど、頭の構造が違うのかなぁ。

励ましの言葉

どんな人でも全く落ち込まないでどんな時にも前向きでいることは難しいと思います。常に前向きでいるように心がけていたって、たまには気持ちが沈んでしまうことがあるでしょう。私だって、周りからも言われるし、自分自身でも前向きだと思っているけど、すごく落ち込むときがあります。
それは歴史に名前が残っている文豪でもそうなんです。この前、夏目漱石から芥川龍之介に宛てた手紙について書かれた記事を読んだんですけど、そこからは芥川龍之介が「励ましの言葉に救われた」ということがよくわかります。そして、あんな文豪でも成功するまでには色んなことがあったんだなって思います。その手紙というのが、「1つの作品だけでは世の中に認められるのは難しいけれど、あなたの作品は面白いからそんなことは気にしないで、自分の目指す道をどんどん進んでいきなさい」という内容だったんです。実際に芥川龍之介はこの手紙のおかげで、夏目漱石から認められているということになり、執筆依頼が来るようになり、作家としてじっかり歩み始めることができたんだそうです。きっと迷いの気持ちが無くなって自信もついたことでしょうしね。
でも、こういうことは仕事や学問でも同じだと記事に書いてありました。本当にその通りだと思います。やっぱり評価や利益が得られないと、自分では正しいと思っていても前向きな気持ちを持ち続けることは難しくなってしまいます。でも、途中で投げ出しては結果は得られません。そんな時の励ましの言葉はとても大切です。私もこのことをしっかり心に留めておこうと思いました。

野菜不足の救世主

野菜はいつもたくさん食べたいと思っているけど、それが叶わないときもあります。天候の関係で高騰しているときです。普段の何倍もの値段になってることもあります。一日の必要摂取量って両手いっぱいでしたっけ。かなりの量ですもの。だから、救世主がほしいって思います。
そんな風に思っていたら、先日、雑誌にこんな記事がありました。比較的値段が安定していて、手軽に摂れるものにカット野菜や冷凍野菜があるって。栄養面でどうなのかなって少し心配だったんだけど、実験の結果が載っていて、そこは全然大丈夫でした。安心安心。ただ、カットされてるものは淡色野菜が多いから、緑黄色野菜を加える必要があるんだって。そこは冷凍を利用すればいいらしいです。旬の時期に急速冷凍しているから、栄養価は文句なしに高く、なおかつ、その時にはたくさん出回ってるから値段も安いんです。そして、それらは一年間、ビタミンやミネラルがほとんど減少しないと報告させてるんだとか。唯一、気を付けるべきことは、ビタミンCが解凍の時に溶け出してしまうから、凍ったまま調理するのがポイントなんだって。
これはもう救世主と呼ぶしかないですよね。手軽だし買い置きもできて便利です。忙しい朝にも活用できそうだから、常備しておけばいいかも。

世にも親切な物語

先日、読んだコラムがとっても面白いものだったんです。その中には「なんて親切な!」と驚くようなエピソードがいくつか書いてあったんです。ありがちなことがありえないことになっているという感じです。コラムには電車でつい寝てしまったけど、寝過ごさないでちゃんと降りることができたというお話が書いてあったんです。なぜか。それは起こしてもらったからなんです。電車で寝てしまうことは、よくあることですよね。私も隣に座った人が寝てしまって、肩にもたれかかって来られたことが何度もあります。とてもこれはありがちなことです。けど、そこに書いてあったエピソードは、その後がありえないんです。寝てしまいそうだからと隣に座っていた男性に「○○駅に着いたら起こしてもらえますか」って頼んだっていうんです。そして、到着したときにはちゃんと起こしてもらって降りれたというお話なんだけど、起こしてくれたのは知らない人だったっていうんだから驚きです。どうも初めに頼んだ人は途中で降りてしまって、他の人に引き継いだみたいなんだそうです。そんなことってあるんですねぇ。
もう一つのエピソードは、飲み会の後の最終電車でのことでした。乗り込むときに、先輩が「○○駅でちゃんと降りろよ」と言って見送ってくれたらしいんだけど、お酒のせいで寝てしまっていたんだそうです。そしたら、「キミ、ここで降りないとダメだろ」って知らない男性に怒られたというんです。先輩の声を聞いていたんですね、その人。そんなのを読むと、みんな親切なんだなって心が温かくなります。世の中、まだまだ捨てたものじゃありません。

公平な目で見たら

先日、朝の通勤がちょっと遅めの時間でした。乗り換えの際、運悪くちょうど出て行く電車を見送ることになりました。だから、次の電車を並んで待つことになったんです。でも、それが幸いして座る事ができました。小説の続きを読み始めようとしていたら、隣から「本、出して」と声が聞こえたんです。目は自分の手元に向けているけど意識は隣に向いていました。ちらっと横目で見たら、おばあちゃんが男の子に見えるようにコミックを広げて、いっしょに読んでるんです。もうひとりの女性がたぶん男の子のお母さんで、つまりおばあちゃんの娘さんかな。二人は同じコミックを黙読しているんです。でも、クスクスと笑ったりしていました。すると、おばあちゃんが「ジャイアンはホントに悪いなぁ」って言ったんです。でも、それに対する男の子の言葉が意外でした。「でも、のび太も悪いよ。自分では何にもしないでドラえもんに頼んでばっかり」って。すごく公平な目で見てるなって感心してしまいました。私は小説の続きを読むはずだったのに、いつのまにか隣の会話に聞き耳を立ててしまってたんです。どんな表情で彼がそんなことを言ったのか気になったけど、顔を覗き込むことなんてできません。途中の駅で降りていってしまって、私は後ろ姿しか見ることができませんでした。でも、あの子、きっと良い子なんだろうなって思いながら見送りました。

朝食で決まる睡眠

先日、こんな記事を見かけたんです。朝食が睡眠の質を左右すると。記事には朝食を摂ることは光を浴びるのと同じように、睡眠と覚醒のリズムを整えると書いてありました。
そして、その鍵を握るのが『メラトニン』というものなんだそうです。それは生活のリズムがスタートしてから14時間~16時間後に分泌させる物質で、眠気を引き起こす働きをするものなんです。そして、メラトニンの材料になるものが『トリプトファン』と『ビタミンB6』なんですって。ということは、それを多く含んだものを朝食として摂ればいいってことですよね。記事にはメニュー例の記載がありました。まず『トリプトファン』を多く含むのは、卵かけご飯、味噌汁、納豆、チーズ卵焼き、牛乳、ハチミツやバナナなどです。また『ビタミンB6』を多く含むものは、カツオのたたき、マグロの煮つけ、サンマの塩焼き、豚レバーサラダ、目玉焼き、バナナなどと書かれていました。なかなか朝から摂りにくいものもありますけど、卵やバナナなんかは手軽に取り入れられそうですよね。あとは、やはり寝る前の炭水化物は良くないらしいです。
でも、まぁ、健やかな毎日を送るには、朝の光を浴びて、鍵となるメニューの食事をしっかり摂って一日をスタートさせることが大事なんですね。

一流、二流、三流

時々、本や雑誌には、特に自己啓発に関するものやビジネスに関する記事に載っているんだけど、そこに『一流とは……』と書いてあります。そんな記事を読むと、普段自分がしている仕事や対応がどのレベルなのかって考えてしまいます。かなり反省するべき点が多いこともあります。
先日、見かけた記事では、接客について三つのレベルに分けて述べられていました。いくつかの観点から解説してあったんだけど、その記事から感じたことは、「それができていれば大丈夫」だというレベルは二流だということです。例えば、マニュアルひとつを取ってみても、それさえあやふやなのはもちろん三流です。必ずマニュアルに沿って行動するのは二流なんです。じゃあ、一流はどうかというと、マニュアルの行間を読むんだそうです。挨拶や身だしなみに関してもサービスの品質を保つためだけど、やらされてると考えるか考えないか、さらには自分なりのこだわりを持ってプロとしての在り方を考えているか、との違いがあるのです。
そして、対応にはクレームやトラブルなどもあります。その時に大きな差が生まれるというのですが、そこに書いてあった言葉がすごく印象的でした。それは、よく『お客様は神様』という言葉があるけれど、そうではなく『お客様を自分の家族』と考えれば、どんな風に接するかはおのずと答えが出るというのです。本当にそうだと心に落ちました。家族は何より大切な存在です。それを接客の基本として考えることができれば、最高の接客ができますよね。

学べる漫画

この前、『学べる漫画』と題する本を見かけたんです。それには、人生や勉強に効果があという漫画がピックアップされてるんです。確かに、私もそれってあると思います。娯楽というにはあまりにも高度な内容のものが結構あります。それこそ、子供の時に読んだものの中にもスポーツや友情など、そこから学べるものがありました。最近では、自己啓発本をコミックで読んだ時には、本当にその素晴らしさに感激したものです。だって、文字だけなら絶対に難しくて途中でリタイアしてしまいそうな内容なのに、コミックだから気負うことなく、楽しく最後まで読めたんです。もちろん、その内容はしっかり系列立てて解説されていました。
その本に紹介されているものは、超有名な医療漫画や卓球を題材にしたもの、政治の裏側を描いているものから、受験テクニックが描かれているものや障がいの大変さを描いているもの、西洋文明と東洋文明の対立を描いているものまであって、まさにヒューマンストーリーと言えるものなんです。
そう考えたら、漫画って侮れないです。作者が伝えたいことをドラマチックに伝えていると書いてあるんだけど、全くそのとおりだと思います。文字だけだととても自分のものにできない内容でもちゃんと記憶に残して、心に沁み込ませることができるんですもの。