この前、あるコラムを読んでとっても嬉しくなりました。なぜって、私が思ってることと同じことが書いてあったから。それは、小説の登場人物の名前が長いと全然覚えられないってことなんです。特にそれが外国人の名前なんて日には、もうお手上げです。「これは誰?」「この人、出て来たっけ?」なんて、何度前に戻ることか。コラムにも、名前が長すぎて、ストーリーが頭に入って来なくて困るって書いてあったんです。本当に同感。昔、ドフトエフスキーを読んだ時には、登場人物の名前を書いて相関図を自分で作成しながら読まなきゃならなかったんだもの。今となっては、外国人の長い名前の小説は自然と避けるようになってしまっています。もちろん、日本の物でも長い名前もありますけど、外国人のそれよりはまだ頭に入ります。どうもカタカナの長い文字列を判断する脳みそが欠損しているみたいです。
でも、そういえば、漢字の良く似た文字列も苦手かも。歴史上の人物では、源の誰々とか、徳川誰々とか、名前の漢字が一文字しか違わない人が沢山います。思えば、日本史のテストの時、その区別も苦手でした。だから、たまに読む歴史小説もメモに頼りながら読んでいたりします。こういうのって、みんな平気なんでしょうか。小説の人物の名前は、お願いだから短くて簡単なものにしてください。太郎や花子でなくても、キラキラネームでも構わないから。あくまで個人的な意見ですけど、これって。
カテゴリーアーカイブ: 本に挑戦
ただいま解読中
パソコンに向かうことが多いと、ほんと肩が凝ります。ちょっとした時間にストレッチをしたりして気を付けているのに、いつの間にか肩がキーンってなってしまってるんです。たまに行くエステやマッサージでの癒しの時間もいいんだけど、そんなにしょっちゅうは行っていられないし、一回行ったからって完全に解消するものでもありません。日々のストレッチをこまめにするしか方法はないかなって思っていました。
そしたら、この前、すごい物を見かけたんです。外出先で少し時間があったから近くの本屋さんに入ってブラブラしてた時のことです。私の目に飛び込んできたのは『体の大地図帖』っていう大きな文字。表紙のイラストも印象的でした。なんの本かと思って手に取ってみると、なんとツボの本だったのです。ツボかぁ。小説とはかけ離れていて、普段ほとんど興味のない分野です。けど、その時の私がページを開いてみる気になったのは、間違いなく肩こりのせいです。そして中を開いてみてビックリ。ツボってこんなに沢山あるの?体の大地図帳って、いやぁ、ホントに日本地図に匹敵するくらい細かい。肩こりに効くツボは?って探して、少し立ち読みしてしまいました。でも、あいにくそのツボをその場で押すことはさすがにちょっと恥ずかしい。あまりにも細かいし、沢山あるし、実際に押してみないとわからないし……。
そんなわけで、本屋さんを出るときには、荷物がひとつ増えてしまっていました。そして、現在、大地図帳を解読中です。
万葉集に想う
先日、久しぶりにDVDを借りて家で見ました。そしたら、その映画の中に万葉集の歌が出て来てすごく心を惹きつけられました。万葉集って学校の教科書に出て来て習った記憶はあるけど、詳しくは知りません。でも、映画を見終ってからもその歌が頭から離れなかったんです。だから他にどんな歌があるのかなって。そしたら、ほんとうに恋の歌が多いんですね。好きな人を想う切ない気持ちを歌ってたり、恋人との逢瀬を名残惜しむ気持ちを歌い、今度はその恋人からの返歌があったり、なかには三角関係の中で揺れる気持ちを歌っていたりと、遥か遠い古の世のことだとは思えないくらいの情熱を感じます。そして、歌われているその情景が頭に浮かんできます。さらには、当時モテモテだった男性の姿があったり、一瞬にして恋に落ちる一目ぼれがあったりもするんですから。そうそう、額田王という人は日本のクレオパトラなんて呼ばれるほど恋多き女性だったんだとか。どの歌も相手への自分の想いをこれでもかっていうほど表現していて、現代だったら恥ずかしくてこんなこと言えないんじゃないのかなって思ってしまうほどです。まさにラブレターですよね。ラブレターって今ではもうなかなかナイですもんね。手紙なんてほとんど書かなくなってしまったんですから。私は小学校の時にラブレターをもらったことがあるけど。後にも先にもその時だけです。まぁ、そんなことは置いといて。万葉の時代にロマンを感じて、その恋の行方に今は興味津々です。もう少し古の男女の逢瀬を覗いてみましょっと。
今は駄目でも、いつか
大好きなシリーズものファンタジー小説があります。最新作がちょっと肌に合わなかったため、しょんぼりしていました。そして改めて第1作から読み返しているところです。最初は懐古に浸るためだったのですが、やっぱり面白いです。大好きです。そして、今作ほどではないものの、いまいちだなあと思っていた巻の魅力に改めて気づくことが出来ました。
当時は悪いところばかり目に付いたものですが、今作のおかげで再評価する気持ちになれました。そして今、一時の感情に駆られて不当な評価をしてきたのではないかと猛省中です。
その巻は上下で完結し、上はもう文句の付けようがないほど面白かったです。ヒキもうまかったと思います。しかし物語を完結させることは書き出すことより難しいと言われているように、着地のさせ方が少々荒唐無稽で、起承転結の「転」に当たる部分がいわゆる「超展開」だったこともあって、当時、個人的には期待はずれでした。
でも一応、上巻から伏線は張られていたんですよね。スライドのさせ方がちょっとまずかったと言いますか、ものすごく唐突だっただけで。他にもいろんな良いところ、好きなところが見つかりました。最新作も何年か経ったら冷静な目で見られるようになるのかも?その日を楽しみにしています。
読書好きの婚活
婚活ブームということもあって、色々なイベントが開催されています。みんなでランニングをしながら親睦を深めるランニング婚活、料理を作りながら出会いを探す料理婚活、日帰り旅行で相手を探す旅行婚活などユニークなイベントが盛りだくさんです。最近、友人が参加したのは、読書婚活です。読書好きな人が集まって、出会いを探すというもので、かなり面白かったみたいですよ。みんな読書が好きなので、話題に困らなかったし、緊張もしなかったと言っていました。残念ながらいい出会いはなかったみたいですが、楽しい時間を過ごせたので無駄な時間ではなかったみたいです。私もちょっぴりいいなって思いました。
なかなか読書好きの異性と知り合う機会ってないですよね。オフ会とかに知り合うくらいかな。普通に生活をしていると滅多にないです。職場にも男性で小説を読んでいる人はそこまで多くないですし。読んでいてもちょっとジャンルが違ったりするのでなかなか難しいです。まだ、同性の方が知り合う機会は多いかもしれません。だからこそ、読書婚活みたいなイベントが誕生したんでしょうね。イベント会社もいいところに目をつけたと思います。まだまだブームは終わらないと思うので、これからどんな面白い婚活イベントが生まれるのか楽しみです。
面白い作品の探し方
「なにか面白い作品がないかな」と思っている人はいませんか?そんな人はシリーズものを読んでみてください!シリーズものは面白い作品が多いといわれています。そもそもつまらない作品はシリーズ化になりませんよね。シリーズ化するということは、それだけ読者からの人気があるということです。面白くないわけがないです!私も読むものに困った時はシリーズものを借りるようにしています。本当は買いたいですが、何冊も購入しないといけなくなるので、お金がいくらあっても足りません。だから、シリーズものはできる限り図書館で借りています。長い作品だと本当に長いので、全部揃えようとすると1万円以上かかってしまうので経済的に厳しいです。図書館ならゼロ円で読めるので本当に助かっています。
そして、シリーズもののいいところは勢いで読めることです。ちまちま時間をかけずに内容が面白ければ、ずっと読んでいられるので、気づいたら1冊読み終わっています。ストーリーも色々繋がっているので、後から読み終わった本をまた読み返すこともあって、十分にもとも取れます。でも、一気に読みたくなる分、睡眠時間を削ってしまうことも少なくないです。睡眠不足はお肌に悪いので、読書好きの女の子は気をつけてください。
昔話のルーツ
日本の昔話っていろいろありますよね。少し前は、アニメーションで日本の昔話を描いたものもありました。「やまんば」や「のっぺらぼう」のようなお馴染みの怖い話から、「ももたろう」「さるかにがっせん」「いっすんぼうし」などの誰もが知っている勧善懲悪のストーリーまで数多くの話が語り継がれ、書籍化され、果てはアニメになったりもしています。それらの大半が作者不明で、いつ誰が作ったのか分からない物語です。もしかすると、おばあちゃんのおばあちゃんあたりの世代の人が作った子ども向けの作り話なのかもしれません。江戸時代あたりに眠るわが子に向けて母親が枕元で創作した話だったのかもしれません。ルーツが明らかになることはありませんが、どうやって生まれた物語なのかを考えるだけで楽しいです。
私も小さい頃、寝る前に母親にお話をしてもらった記憶がありますが、「ももたろう」や「うらしまたろう」「きんたろう」などは、枕元で語られた話で知った物語だったのだと思います。その後、絵本や小説に興味を持ち自分で読めるようになりましたが、最初は親から口頭で聞かされた物語が自分の中に浸透したのだと思います。昔話をどんなふうに知ったのか、そこに思いを巡らせるのも面白いですね。
注目の女流作家
先日、職場の近くの大型書店に立ち寄ったところ、おもしろい投票をしていました。それは「女流作家人気ランキング」というもの。投票用紙とペン、回収箱が置いてあり、お店に来たお客さんが自由に投票できるようになっています。原則、一人一票と書かれていました。
先週までのランキング、と大きく模造紙で発表されていた経過報告を見てみると、宮部みゆきや角田光代、江國香織に綿谷りさなど、誰もが一度は名前を聞いたことがある名前が並んでいました。私が過去に読んだことのある作家さんの名前もありましたよ。
こんなふうにして見てみると、女流作家って意外と多いのですね。小説は性別に関係なく書けますから、最近では賞をとる新人さんの中にも若手の女流作家がいたりします。男性と比べて、と言うと偏った意見になってしまうかもしれませんが、繊細な描写をする作家さんが多く、読んでいるうちに登場人物に感情移入して胸が苦しくなることもあります。同性だから共感しやすいというのもあるかもしれません。
ランキングの中には名前の知らない作家さんもいました。ちょっと気になったので、今度インターネットで書評を調べてみようかな。新たな良い出会いになるといいなと思います。
本の買い方
先日、インターネットで注文した本が1日で届きました。しかもコンビニ受け取り。最近は色々な買い物の仕方があって便利だなあと思います。特に以前から欲しかった本なので、まさかこんなに早く届けてくれるとは知らず感激しました。どこの本屋さんで探しまわっても見つからなかったので、とうとうインターネットで注文してみたのですが、まさかこんなに早く届けてくれるなんて思っていませんでした。自宅ではなかなか受取ができないので、コンビニ受取を利用してみました。こんな便利な注文方法があるのなら、もっと早く使っておけばよかったなあと思いました。これからは欲しい本があったら本屋さんよりもネット注文を頼ってしまいそうです。
でも、本屋さんには本屋さんの良さがありますよね。まず、自分の目で見る(読む)ことができること。書評はホームページでもある程度見ることはできますが、実際に手に取ってページを開いてみるとまた違った印象を受けます。それができないことは、通信販売の弱点かもしれませんね。また、お店に行くと似たような本(たとえば同じ作家の書籍)を探しやすいし比較もできます。
色々な販売の仕方がありますが、自分に合ったものを選んでいきたいですね。
本屋のワークショップ
近くの本屋さんで「読書のワークショップ」という催しをやっていました。どんなものなのか興味があって少し覗いてみたのですが、決まったテーマに沿って自分の気に入っている本を1冊ずつ持ちより、その作品を紹介するというものです。言わば、読書会のようなものですね。
集まっていた人々は老若男女様々で、中には小さいお子さんを連れたお母さんもいたし、おじいちゃんもおばあちゃんもいました。今回のテーマは「時計」で、時計にちなんだ本を持ち寄っていました。参加者の定員は15名。それぞれが思い思いに持ち寄った本が並び、なんだか面白い光景だなあと思いました。絵本を持ってくる人、写真集を持ってくる人、SF小説を持ってくる人、と本当に様々です。私も混じって一緒に話したかったなあ。
ワークショップは予約制で毎月予約申し込みができるらしく、一回ごとにテーマも決まっているみたいです。次回のテーマは「花」私も家に帰ってから花にまつわる本を探してみようかな。そして、良い本があったらぜひ参加してみたいと思います。
色んな人と読書について意見を交換することは、自分にとっても新たな刺激となります。新しい本との出会いは、人生を豊かにしますからね。