人の振り見て

遠出する途中で、ガソリンが心許なくなったことがありました。少し走ったところにあったスタンドに入ったところ、休日だったせいかとても混んでいました。列に並んでしばらくすると、どうやらしびれを切らしたらしい人が割り込みをしようと車を動かし始めました。幸いにしてスタンドの店員さんが止めてくれたのですが、するとその人は、捨て台詞を残して行ってしまいました。
何だかちょっと、マンガか小説の1シーンのようだなあ、と思って見ていました。割り込みしたくなる気持ちは分かりますが、事故の可能性や、きちんと並んでいた人のことを考えると、やってはいけないことですよね。
しかし私も、ついつい店員さんに対して横柄な態度をとりたくなったり、自分こそを優先してほしいような気持ちになることがあるので、人の振り見て我が振り直そうと思った出来事でした。
更にその日の遠出先のお店でも、ちょっとしたトラブルがあったのですが、大人として冷静に対処する難しさと大切さを痛感しました。特に自分に被害が及ぶこととなると、どこまで要求したら過剰なのか、正当なのか、よく分からなくなってしまいます。トラブルを出来るだけ気持ちよく終わらせるためにはどうしたら良いのか、色々と考えさせられました。

おいしいおそば屋さん

特定の地域のみで使えるお得な商品券をいただいたので、家族でおいしいおそばを食べに行ってきました。うどん派としては不服な選択肢だったのですが、その認識が綺麗にころっとひっくり返るくらいおいしかったです。
山腹に沿った蛇腹道を越えた先にひっそりとたたずんでいたそのお店は、最初はなかなか見つけられませんでした。住所を入力したはずのナビは「目的地付近に着きました。ルートガイドを終了します」と言うだけでちっとも当てにならず、小さな看板や、道行く人に尋ねてやっとたどり着くことが出来ました。
メニューは十割そばや辛味大根そばなど、町のお店ではちょっと食べられそうにないものが並んでいました。そしてそのほとんどが自家製とのこと。おなかが減っていたので、天ぷら付きの十割をお願いしました。セットには天然水を満たしたお椀が付いていました。まずはこれで、そのままの風味を味わってくださいとのこと。おそばってこんなにおいしかったんだ、と思いました。大げさでなく。
つなぎが入っていない分やわらかく、香りが強いように感じられました。天ぷらに使われている野菜や山菜も、スーパーで売っているものより風味豊かで、とてもおいしかったです。これで料理物の時代小説などを読むときも、味のイメージをしやすくなるかと思います。また行こうと思います。

読書好きの婚活

婚活ブームということもあって、色々なイベントが開催されています。みんなでランニングをしながら親睦を深めるランニング婚活、料理を作りながら出会いを探す料理婚活、日帰り旅行で相手を探す旅行婚活などユニークなイベントが盛りだくさんです。最近、友人が参加したのは、読書婚活です。読書好きな人が集まって、出会いを探すというもので、かなり面白かったみたいですよ。みんな読書が好きなので、話題に困らなかったし、緊張もしなかったと言っていました。残念ながらいい出会いはなかったみたいですが、楽しい時間を過ごせたので無駄な時間ではなかったみたいです。私もちょっぴりいいなって思いました。
なかなか読書好きの異性と知り合う機会ってないですよね。オフ会とかに知り合うくらいかな。普通に生活をしていると滅多にないです。職場にも男性で小説を読んでいる人はそこまで多くないですし。読んでいてもちょっとジャンルが違ったりするのでなかなか難しいです。まだ、同性の方が知り合う機会は多いかもしれません。だからこそ、読書婚活みたいなイベントが誕生したんでしょうね。イベント会社もいいところに目をつけたと思います。まだまだブームは終わらないと思うので、これからどんな面白い婚活イベントが生まれるのか楽しみです。

面白い作品の探し方

「なにか面白い作品がないかな」と思っている人はいませんか?そんな人はシリーズものを読んでみてください!シリーズものは面白い作品が多いといわれています。そもそもつまらない作品はシリーズ化になりませんよね。シリーズ化するということは、それだけ読者からの人気があるということです。面白くないわけがないです!私も読むものに困った時はシリーズものを借りるようにしています。本当は買いたいですが、何冊も購入しないといけなくなるので、お金がいくらあっても足りません。だから、シリーズものはできる限り図書館で借りています。長い作品だと本当に長いので、全部揃えようとすると1万円以上かかってしまうので経済的に厳しいです。図書館ならゼロ円で読めるので本当に助かっています。
そして、シリーズもののいいところは勢いで読めることです。ちまちま時間をかけずに内容が面白ければ、ずっと読んでいられるので、気づいたら1冊読み終わっています。ストーリーも色々繋がっているので、後から読み終わった本をまた読み返すこともあって、十分にもとも取れます。でも、一気に読みたくなる分、睡眠時間を削ってしまうことも少なくないです。睡眠不足はお肌に悪いので、読書好きの女の子は気をつけてください。

本を読む場所

飲食スペースのついたブックカフェ、最近よく見つけます。お店で買った本を、お茶を飲みながらゆっくり読むことができるスペースがあるなんて魅力的ですよね。私も大好きです。本を買って家に持って帰ってしまうと、なかなか落ち着いて読むことができない日が多いんです。でも、買ってすぐにお店に併設されているカフェで読むことができると、不思議と落ち着いて読書に集中することができるんですよ。家ではない場所って落ち着いて本が読めるのかもしれません。図書館も同じで、家よりも集中して何時間も読書ができるんですよ。
カフェの良いところは、美味しいものを飲んだり食べたりしながら読書も楽しめることです。私がいつも行くお気に入りのお店は、和風メニューが豊富なんですよ。お抹茶とかあんみつとか、甘味を楽しみながらの読書は最高の贅沢ですね。でも、通いすぎると太ってしまうのでほどほどにしようと気をつけていますが…(苦笑)
自分のスタイルに合った読書スポットを探すのって楽しいですよね。屋内だけでなく、公園のベンチなんかも気持よくて好きです。自宅の部屋以外で、落ち着いて本が読める場所、他にもないか探しているところです。お天気の良い日に開拓してみようかな。

昔話のルーツ

日本の昔話っていろいろありますよね。少し前は、アニメーションで日本の昔話を描いたものもありました。「やまんば」や「のっぺらぼう」のようなお馴染みの怖い話から、「ももたろう」「さるかにがっせん」「いっすんぼうし」などの誰もが知っている勧善懲悪のストーリーまで数多くの話が語り継がれ、書籍化され、果てはアニメになったりもしています。それらの大半が作者不明で、いつ誰が作ったのか分からない物語です。もしかすると、おばあちゃんのおばあちゃんあたりの世代の人が作った子ども向けの作り話なのかもしれません。江戸時代あたりに眠るわが子に向けて母親が枕元で創作した話だったのかもしれません。ルーツが明らかになることはありませんが、どうやって生まれた物語なのかを考えるだけで楽しいです。
私も小さい頃、寝る前に母親にお話をしてもらった記憶がありますが、「ももたろう」や「うらしまたろう」「きんたろう」などは、枕元で語られた話で知った物語だったのだと思います。その後、絵本や小説に興味を持ち自分で読めるようになりましたが、最初は親から口頭で聞かされた物語が自分の中に浸透したのだと思います。昔話をどんなふうに知ったのか、そこに思いを巡らせるのも面白いですね。

注目の女流作家

先日、職場の近くの大型書店に立ち寄ったところ、おもしろい投票をしていました。それは「女流作家人気ランキング」というもの。投票用紙とペン、回収箱が置いてあり、お店に来たお客さんが自由に投票できるようになっています。原則、一人一票と書かれていました。
先週までのランキング、と大きく模造紙で発表されていた経過報告を見てみると、宮部みゆきや角田光代、江國香織に綿谷りさなど、誰もが一度は名前を聞いたことがある名前が並んでいました。私が過去に読んだことのある作家さんの名前もありましたよ。
こんなふうにして見てみると、女流作家って意外と多いのですね。小説は性別に関係なく書けますから、最近では賞をとる新人さんの中にも若手の女流作家がいたりします。男性と比べて、と言うと偏った意見になってしまうかもしれませんが、繊細な描写をする作家さんが多く、読んでいるうちに登場人物に感情移入して胸が苦しくなることもあります。同性だから共感しやすいというのもあるかもしれません。
ランキングの中には名前の知らない作家さんもいました。ちょっと気になったので、今度インターネットで書評を調べてみようかな。新たな良い出会いになるといいなと思います。

日本の恐い話

日本の恐い話「やまんば」や「のっぺらぼう」は誰しも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。私も小さい頃に、おばあちゃんによく聞かされては震え上がった定番のお話です。日本の怪談って、海外のそれとは違う恐ろしさがありますよね。海外は、どちらかと言うと「ゾンビ」や「ドラキュラ」などモンスターが襲ってくるような、迫力のあるホラーが多いと思います。それに比べて日本のホラーは、暗闇から音もたてずに…とか、生暖かい風が吹いて…とか、背筋がゾゾゾっと凍るような静かに迫るようなものが特徴的でしょうか。
最近、そういった日本のホラーを海外の映画監督がリスペクトしてオマージュ作品が発表されることもありますが、やはり日本のオリジナルのものとはちょっと違うんですよね~…。あの静かな恐ろしさって、日本人独特の感性から生まれるものなのかもしれません。
代表的な恐い話の一つに「おいわさん」があります。お皿を数えているシーンは、あまりにも有名ですよね。あまりホラーを見たり読んだりすると眠れなくなるのが難点ですが、誇るべき日本の文化の1つとして、これからも語り継がれていくと良いなと密かに思っています。「おいわさん」のように、長年語り継がれる作品がなくなりませんように。

お休みの使い方

次の休みは予定が空いているので、どこに行こうかな~どんなふうに時間を使おうかな~と検討中です。隣町のお気に入りの図書館に行ってみるのもいいし、ちょっと遠出して海に行くのもいいなあ。ずっと遊びたいねと話していた友達にメールしてみようかしら?やりたいことは山ほどあって悩んでしまいます。
そういえば先月、隣の駅に小さなカフェがオープンしたらしいので、そこに行ってみるのも良いかもしれません。モンブランのケーキがとても美味しいと話題のお店です。開店したばかりですが、土日は行列もできているらしいですよ。今はオープン価格で、紅茶とケーキのセットでなんと500円!ワンコインで素敵なティータイムが過ごせるなんて素敵じゃないですか。せっかくなので、友人も誘ってみようかな~。
こんなふうに、休日の過ごし方に想いを巡らせる時間って大好きです。「なにをしようかな?」と考える余裕がある生活ってとても贅沢なものだと思うんです。やりたいことが何もなくて、寝て過ごす生活なんて嫌ですもの。私の祖母がそういう考えの人だったので、影響を受けたのかもしれません。せっかくのお休み、自分がやりたいことや気になっていたことをやって有意義に過ごしたいと思います。

珍しい生き物を飼う前に

近年、ペットを飼うことがとても容易であるかのように謳われている気がします。書店に行くと、ペットの雑誌や飼育指南書が各種取りそろえられています。犬や猫、鳥だけでなく、最近はヘビやカエル、ハリネズミなどエキゾチックアニマルを飼育している人も多いようです。雑誌などを見てみると「簡単に飼える!」という文句で宣伝されていますが、果たして本当にそうでしょうか?エキゾチックアニマルというと、もともと日本にはいない品種の動物ですよね。日本の気候では自然に飼えないものも多く、ヒーターで温度管理をしたり湿度に気遣ったりしなくてはいけないようです。そういった種類の動物を「誰でも飼えます」と宣伝してしまうのは、些か無責任なのではないかな?と感じました。
命を扱う以上、正しい飼い方を知ることは最低限の義務だと思います。簡単に飼えると思って手に入れたら、手に負えず…では生き物にとっても迷惑な話です。ヘビやクモなどを家で飼う場合、人に危害が及ばないために細心の注意を払うことも必要です。家畜ではなく、人間とは別のところで生きてきた生物を扱うというのは、簡単なことではないようですね。国境を越え、様々な種類の生き物に親しめるようになったのは良いことかもしれませんが、それに伴う人間の責任も忘れてはいけませんね。