かぼちゃ

最近なんだか妙にかぼちゃが気になります。
スーパーで見かけるたびに「もっとかぼちゃを取り入れたい」なんて思ってしまったり。

きっかけはちょっとした読書で、かぼちゃの種類や栄養のことが書かれている本をパラッとめくっただけなんだけど、それが意外とおもしろくて。「へぇ、こんなに種類あるんだ」とか「実は保存が得意な野菜なんだ」とか、知れば知るほどかぼちゃって実はポテンシャルの塊なのでは? と軽く感心してしまいました。

で、その勢いのままキッチンに立ってみると、これがまた結構使いやすい。
さほど好きという野菜ではなかったら、今まであんまり積極的に使ったことなかったけど煮物はもちろん、スープにしても甘くてほっこりするし、グラタンに混ぜても相性抜群。
ちょっと頑張る日には、かぼちゃのプリンまで作ってみたりして、「自分、こんなにお菓子作れたっけ?」と謎の自信が湧いてきます。

かぼちゃの良さって、味だけじゃなくて“手間に見合う満足感の高さ”だと思う。切るときはちょっと固くて「うっ」ってなるけど、それさえ乗り越えれば、ほとんどの料理にいい感じの深みとほっこり感をプラスしてくれる。
あと普通に栄養満点だし。

なんか、小説で脇役かと思ってたキャラが実はめちゃくちゃ重要だった、みたいな存在感というか。気付けば主役級、みたいなね。

そんなわけで、最近は冷蔵庫にかぼちゃがあるとなんだか安心します。
忙しい日でも適当にレンチンしてバター落とすだけで幸せになれるし、休日にのんびり読書しながら煮物をことこと煮るのも悪くないし。
かぼちゃって、気付けば生活のテンションをちょっと上げてくれる、そんな優秀な相棒だなってしみじみ思う今日この頃。