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そこに行く理由

12月 28th, 2018

この前、読んだ記事は本当に納得できるものでした。そこに書いてあることを読んで初めて気づいたこともありました。その記事の著者は『書店』について述べていました。そもそも本というものは他の商品のように買う場所によって値段が異なるものではないと。どこで買ってもその値段は同じなんです。今までそれを意識したことがありませんでした。当たり前だったから。けど、確かに他の物とはそこは異なる点です。じゃあ、同じ価格の物を購入するなら、お客さんは何を比較して行くのか。まずは在庫です。せっかく足を運んでも目的の本がなければガッカリします。この気持ちって、私も経験があるからすごくよくわかります。だから、どうしても在庫の多い大型店舗に人は集まるようになるんです。でも、それじゃあ、個人のお店はやっていけないということになってしまいます。けど、実際にはそうじゃないらしいんです。在庫だけで考えれば、オンラインで買うこともできます。今、大事なのは、本だけでなく『そこに行く理由』を売ることなんだそうです。そこに足を運ぶことのワクワク感です。その感情や体験を売ることが選ばれる書店になることなんです。わかります。今、多くの書店では、トークショーやサイン会を開催したり、のんびり本を読める空間やカフェを併設したりと独自の展開をしていますよね。もちろん、ラインナップにもこだわりがあるんだと思います。今まさに『量より質』がポイントになってるんだと思います。でも、これって素敵です。絶対にワクワクしてきますもの。

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