朝食で決まる睡眠

先日、こんな記事を見かけたんです。朝食が睡眠の質を左右すると。記事には朝食を摂ることは光を浴びるのと同じように、睡眠と覚醒のリズムを整えると書いてありました。
そして、その鍵を握るのが『メラトニン』というものなんだそうです。それは生活のリズムがスタートしてから14時間~16時間後に分泌させる物質で、眠気を引き起こす働きをするものなんです。そして、メラトニンの材料になるものが『トリプトファン』と『ビタミンB6』なんですって。ということは、それを多く含んだものを朝食として摂ればいいってことですよね。記事にはメニュー例の記載がありました。まず『トリプトファン』を多く含むのは、卵かけご飯、味噌汁、納豆、チーズ卵焼き、牛乳、ハチミツやバナナなどです。また『ビタミンB6』を多く含むものは、カツオのたたき、マグロの煮つけ、サンマの塩焼き、豚レバーサラダ、目玉焼き、バナナなどと書かれていました。なかなか朝から摂りにくいものもありますけど、卵やバナナなんかは手軽に取り入れられそうですよね。あとは、やはり寝る前の炭水化物は良くないらしいです。
でも、まぁ、健やかな毎日を送るには、朝の光を浴びて、鍵となるメニューの食事をしっかり摂って一日をスタートさせることが大事なんですね。

一流、二流、三流

時々、本や雑誌には、特に自己啓発に関するものやビジネスに関する記事に載っているんだけど、そこに『一流とは……』と書いてあります。そんな記事を読むと、普段自分がしている仕事や対応がどのレベルなのかって考えてしまいます。かなり反省するべき点が多いこともあります。
先日、見かけた記事では、接客について三つのレベルに分けて述べられていました。いくつかの観点から解説してあったんだけど、その記事から感じたことは、「それができていれば大丈夫」だというレベルは二流だということです。例えば、マニュアルひとつを取ってみても、それさえあやふやなのはもちろん三流です。必ずマニュアルに沿って行動するのは二流なんです。じゃあ、一流はどうかというと、マニュアルの行間を読むんだそうです。挨拶や身だしなみに関してもサービスの品質を保つためだけど、やらされてると考えるか考えないか、さらには自分なりのこだわりを持ってプロとしての在り方を考えているか、との違いがあるのです。
そして、対応にはクレームやトラブルなどもあります。その時に大きな差が生まれるというのですが、そこに書いてあった言葉がすごく印象的でした。それは、よく『お客様は神様』という言葉があるけれど、そうではなく『お客様を自分の家族』と考えれば、どんな風に接するかはおのずと答えが出るというのです。本当にそうだと心に落ちました。家族は何より大切な存在です。それを接客の基本として考えることができれば、最高の接客ができますよね。

学べる漫画

この前、『学べる漫画』と題する本を見かけたんです。それには、人生や勉強に効果があという漫画がピックアップされてるんです。確かに、私もそれってあると思います。娯楽というにはあまりにも高度な内容のものが結構あります。それこそ、子供の時に読んだものの中にもスポーツや友情など、そこから学べるものがありました。最近では、自己啓発本をコミックで読んだ時には、本当にその素晴らしさに感激したものです。だって、文字だけなら絶対に難しくて途中でリタイアしてしまいそうな内容なのに、コミックだから気負うことなく、楽しく最後まで読めたんです。もちろん、その内容はしっかり系列立てて解説されていました。
その本に紹介されているものは、超有名な医療漫画や卓球を題材にしたもの、政治の裏側を描いているものから、受験テクニックが描かれているものや障がいの大変さを描いているもの、西洋文明と東洋文明の対立を描いているものまであって、まさにヒューマンストーリーと言えるものなんです。
そう考えたら、漫画って侮れないです。作者が伝えたいことをドラマチックに伝えていると書いてあるんだけど、全くそのとおりだと思います。文字だけだととても自分のものにできない内容でもちゃんと記憶に残して、心に沁み込ませることができるんですもの。

私、ヒマじゃないんです

先日の休みの午後のことです。その日は全くのフリーで、こんなにも自由っていいものかと、なんだかウキウキしていました。いつものように時間に追われることもなく、雑誌で見かけたちょっと凝ったフレンチトーストを作ってゆっくりブランチをしました。その後、コーヒーのお代わりを入れて、ソファに移動です。少し前に買った小説をようやく読めるのです。ページを開いて、数ページ読み進めたところで電話が鳴りました。仕方なく立ち上がって電話に出ました。そしたら、女性の声。第一声がなんとも意味不明。ビンの写真? それを最近、雑誌や新聞で見たことないかって。「そんなの見たことがない」って言ったら、「じゃあ、お電話してよかったです」なんて言うんです。思わず「これは一体なんのお電話ですか」って聞いたら、「それを今から話しますね。営業とかじゃないんで安心してくださいね」って。いやいや、そんなことは聞きたくないんですって。今、小説を読み始めたばかりなんだから。だから、説明よりも先に何の目的かを言ってほしいと言ったのに、「大事なことなんでまず聞いてください」って言うから、もうイライラしちゃいました。ビジネスの基本でしょ。まず、結論。それから説明。ラストチャンスで、もう一回「先に話の要点を言ってください」って言いました。でも、女性からは同じ返答でした。「もう無理です。私、ヒマじゃないんです。失礼します」と電話を切りました。せっかく気分よくページを進めかけてたのに。初めから仕切り直しました。ビジネスの基本は守りましょう!

その業界のこと

社会には色んな仕事があって、色んな業界があります。そして、世の中には多くの業界のことを知っている人がいます。おそらく、自分自身が仕事として経験した場合や知人や友人から聞いた場合、または、何らかの必要性があって調べた場合などだと思います。けど、一般的には自分の仕事に関することは詳しくても、そのほかの業界についてはあまり知らないのが普通ですよね。
けど、小説を読んでいたら、作者はどうしてこんなことまで知ってるんだろうってよく思います。今読んでる小説の舞台が自動車メーカーや運送会社なんだけど、その内情が色々出てくるから、本当に驚きなんです。作家さんは下調べや取材、研究にすごく時間をかけていると聞いたことがあるけど、『すごい』なんていうものじゃないなって感じます。だって、そこで働いていないと絶対に知らないだろうという内容なんですもの。だからこそ、私たち読者は疑似体験ができて、その物語の中に入り込めるんですけどね。もちろん、過去にそんな現場で働いていて、今、それを元に書いている人もいるかもしれません。けど、ほとんどの作家さんは数多くのストーリーを紡いで、舞台となる職業も様々だから、それは取材で成り立ってるんでしょうね。特に、今、読んでる物は、過去に実際にあった事故から明らかになったことを書いていると何かで読んだように思います。私には全く未知の世界のお話です。今、ものすごく引き込まれています。

楽しいを探すこと

私は毎日の仕事が楽しいかと聞かれたら、迷わず「YES」と答えます。もちろん、嫌だなと思うこともあるし、めんどうだと感じることもあります。口にはしたくないけど、逃げたいと思うことだって全くないとは言えません。それでも、振り返ってみると、マイナスな気持ちは全くないんです。
先日、こんなコラムを読みました。同じ環境で同じように仕事をしていても、楽しいと感じる人とそうでない人がいるんだと。どうせ同じ時間を過ごすなら楽しいと思いたいですよね。そのコラムには、そう思えない人へのアドバイスが書かれていました。自分が楽しいと感じることを書き出すんですって。趣味でも何でも。仕事でそんなことを感じたことなんてないと思うなら、今まで本当に一度もなかったのかと考えてみればいいそうなんです。そうやってじっくり考えてみたら、過去に褒めてもらった時や何かで成功した時など、思い出すかもしれないんだって。そして、ジャンルは問わず書き出したことを、今度はそれらの要素の共通点を探すんだそうです。そして、その要素の共通点を仕事に生かせないかと考えてみればいいらしいんです。そのコラムには仕事を楽しいと感じる力は全ての人に備わっていると書いてありました。その要素さえ見つければいいんです。そうすれば、きっと何かが変わったと思えるんですって。

洗練された可愛さが素敵

可愛いものは好きです。たぶん、ほとんどの女性がそうかもしれないですよね。最近では、男性でもよく「可愛い!」と言ってるのを聞くから、感覚にもあまり差がなくなったのかもしれません。でも、私の場合、一口に可愛いと言っても、あまりにもフリフリや甘々な感じはちょっと好みではありません。ちょっと大人っぽいというか、洗練されたイメージの可愛さが大好きなんです。こんな私のハートをわしづかみにするような素敵なものを先日雑誌で見かけたんです。初めその写真を見ただけでは一体それが何なのかわかりませんでした。カップのフチに美しい蝶が止まっているように見えるんです。まるでポートレートのようなその写真にくぎ付けでした。そして、そこに書いてあることを読んでビックリです。その蝶は紅茶のティーバッグの持ち手の部分だったんです。そう、カップにお湯を注いで紅茶を淹れている間、持ち手の蝶がそこで羽を休めているように見えるんです。なんて素敵なんでしょう。「ほしい!」という気持ちよりも誰かにプレゼントしたいって気持ちでいっぱいになりました。だって、こんなに可愛いくておしゃれな物をプレゼントしてもらったら、絶対に嬉しいじゃないですか。写真を撮ってSNSにも投稿したくなること間違いなしです。紅茶の味も5種類あって、オンラインストアで販売してるんだって。これはもう買うっきゃないです!

超熟睡の香り

以前、友人からラベンダーの紗々をもらったことがあるんだけど、枕とカバーの隙間に忍ばせておくと本当に幸せな気分になりました。でも、この効果は確かなものらしくて、先日、読んだ雑誌に書いてあったんです。香りによって、睡眠の質が全く変わってくるって。その雑誌に載っていた香りは4つで、ラベンダー、セドロール(ヒノキやスギ)、コーヒー、タマネギなんです。中でもコーヒーとタマネギは、実際の実験結果に基づいての記事だったから信頼できるものなんですけど、ものすごく意外で驚きです。だって、コーヒーは普通、目を覚ますものだという認識ですもの。でも、実は、コーヒーの香りを嗅ぐと脳にはアルファ波が多く出てリラックスした状態になるんです。気持ちが落ち着いて眠りやすくなるんだそうです。それと、もう一つ、幼稚園児での実験で部屋に刻んだタマネギを置いた場合と置かない場合で比較したところ、タマネギを置いた部屋の園児は自然に昼寝に入ったという結果があります。タマネギに含まれる硫化アリルという物質が気持ちを落ち着かせて眠りを誘う効果があるんだって。
そして、私が大好きなラベンダーの香りを付けた布団での大学生の実験では、深い睡眠がとれていることが明らかになったそうです。ヒノキやスギの香りは寝付くまでの時間が45%も短くなったというんですから、これは驚異的です。
私はコーヒーが大好きだけど絶対に飲んじゃうから、寝る時にはやっぱりラベンダーが一番かな。うっとりして幸せな気持ちで眠りにつけるんですもの。

本気になれる人なれない人

日々、頑張ればできるのになって自分のことでも他人のことでも思うことがあります。頑張ればっていうのがミソですよね。そう言われたのなら頑張っていないってことですから。よく言われることに『死ぬ気になればば何でもできる』という言葉がありますよね。人間はどうしても自分には甘くなりがちだから、逃げ道を作ってしまうんですよね。以前、読んだ本に「いつかは……」と思うのなら、そんな『いつか』は絶対に訪れないと書いてあったんです。スポーツ選手でも結果を残している人は血のにじむような努力をしていると。何事も中途半端では実らないとも書いてありました。これ以上できないというほどの努力をしても叶わないことは多いけど、叶えている人は必ず本気の努力をしていると。
自分のことを振り返ってみると、今までそんな生き方をしてきたかなって考えてしまいます。逃げていたことがあったかもしれません。自分の望みや夢は諦めたら絶対に叶わないと言われるけど、それってただ諦めないということではないですものね。これ以上できないというくらいの努力があってこその言葉ですものね。自分も含めて、どれほどの人が本気で生きているのか。時々、いい加減なのがカッコいいみたいに言ってる人がいるけど、やっぱり人間は有言実行です。そして、そこには本気の努力がなくては絶対に結果はないんだと思います。

ちるちる・みちる

『チルチル、ミチル』と言えば、かの有名なメーテルリンクの『青い鳥』に出てくる兄妹です。子供の頃に何度も読みました。絵本の挿絵も覚えています。けど、先日、ある記事を見かけたら、そこには『チルチルとミチル』が出てこない『ちるちる・みちる』と書いてあったんです。思わず「なんだそりゃ」という気持ちで記事の続きを読んでしまいました。それは、山村暮鳥の童話集で、大正9年のものらしいです。それを昭和49年にほるぷ出版が復刻していて、古本屋さんでよく見かける本なんだそうです。記事にはその本の写真も載っていたんだけど、水色の表紙がなかなかオシャレでした。背表紙には『ヤマムラボチオ』と書いてあり、それもイイ味を出しています。
その記事では『ちるちる・みちる』の童話集についてどんな物語が収められているのかを紹介してたんだけど、その内容が衝撃というか、あまりに童話っぽくなくて驚きでした。大人向けのブラックジョーク集といった感じなんですもの。夢やファンタジーっぽいものはなくて、生きていくための現実の厳しさや辛辣さ、残酷さが淡々と綴られているようなんです。どれも短いお話なのに、童話独特の優しさや救われるところが全くなく、厳しい現実のまま終わるんだそうです。記事の筆者も大正時代の子供はそれを読んで何を思ったんだろうって書いていました。興味あります。なんだか奥が深い内容なんじゃないかなって思えますもの。今、古本屋さんで探しています。