一時期、ネットやSNSで怖いと話題になっていた「近畿地方のある場所について」という作品を知っていますか?
こちらの作品、現在書籍化もされていますし、映画化も決定しています。
もともとは小説投稿サイトに投稿されていたネット発の連載小説なんです。
気になっていたので、Amazonで電子書籍を購入してみました。
この作品は、いわゆるモキュメンタリーという、ドキュメンタリー形式を装ったフィクション作品です。フェイクドクメンタリーとも言われるジャンルで、最近また少し流行ってきています。
フィクションとわかっていても、作りがあまりにもリアルなため、本当の出来事のように錯覚し、どんどん入り込んでしまいます。
普通のホラーよりも、リアルに侵食する感じがあって、妙に怖く感じるんですよね。
この作品は、いろんな短編ホラーやSNS、ネットの書き込み、インタビューを文字起こししたものがたくさん並んでいるオムニバス形式なんですけど、読み進めているうちにとある一つのことにつながっていきます。
いやー、すごい!これは素晴らしい作品だなと思いました。話題になるのも納得です。
わたしはそこそこホラー耐性があるんですけど、リアルな感じがゾッとしました。
この作品の作者「背筋」さんの作品が他にもあるので、そちらも買って読んでみようと思います。
また映画化もとても楽しみです。